1977-04-06 第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
そして失保会計の方からはこれは入らぬという御答弁があり、さすれば、この安定基金というものができたときには、なかなか資金的な余裕もないので慎重にこれを使いながら、そしてある程度ふところが温かくなったらこれをというような御意見があったような気がするのです。
そして失保会計の方からはこれは入らぬという御答弁があり、さすれば、この安定基金というものができたときには、なかなか資金的な余裕もないので慎重にこれを使いながら、そしてある程度ふところが温かくなったらこれをというような御意見があったような気がするのです。
雇用保険の失保会計から、しかもそれは事業主側が出す方のあれだから問題はないということを言われますけれども、そういうところから使うということに対しては、われわれはなかなか了解することはできぬのです。ですから、やはり財源は一般会計から出すべきだ。失保会計はその部面において、雇用・失業の関係において十分使ってもらう。
そこでお伺いしたいのですけれども、昭和五十会計年度で考えた場合、大体失保会計の一般保険料はどれくらいの規模になる御予定ですか。
○加藤(紘)委員 ただ、この雇用保険法案は、研究会の答申でもありますように、最近の石油事情云々というようなこともあって、こういうように急いでつくろうとしたわけですし、それから確かに三事業のためのお金がまだ集まり始めてないという議論もわかりますが、しかし御承知のように、失保会計には、何千億という貯金があるわけなんです。そこは、大臣、ちょっとうんとふんばれば、何とかなる筋合いのものじゃないでしょうか。
そういった失保会計等にたより切ってきたところの政府の無為無策というものに対して、われわれはきびしく糾弾されなければならぬと考えておりますから、したがって今後国の一般会計等からくる雇用問題、雇用政策における国の財政というもの、きょう大蔵大臣来ておりませんけれども、ひとつ所管の労働大臣は、当然国がこれに対する手厚い財政上の措置を講ずることに対して最大限の努力をしてもらい、いま言ったように特別会計等にただ
この財源を失保会計に求めているということは、私はやはり筋違いではないかということを指摘したいのであります。要するに、労使によって積み立てられておりますこの失保会計のお金を、奨励金として安易に利用するのは政府の無責任さをあらわしているのではないかと思うのでございます。
そうすると、本土の失保会計では、この金が本土の資金運用部資金法に従って資金運用部へ移されることになります。預託金は、日本の本土の資金運用部資金に移されることになります。
ただいま労働省のほうから答弁がありましたように、沖繩の失業保険特会から現在沖繩労働金庫に預託されておりますほぼ二億七千万円の金額につきましては、御案内のように今度本土に復帰いたしますと、本土の法令が適用になりまして、現在の本土の失保会計と同様の扱いになりまして、労金への預託部分も資金運用部のほうへ預託されるということになろうかと思うわけでございます。
○田邊委員 したがって、この失保会計における福祉施設の問題、業務運営費の問題、これに対しては、私はいまのお答えでもって満足しません。当然これに対しては、大目的である給付の改善——あなたもさっき何かちょっと給付の改善をやったようなことを言うけれども、そんなことを私は聞いているのじゃない。
これに対する考え方をぜひひとつ明らかにしていただきたい、こう思うのでありまして、何か年間二百億から三百億、累計二千億ばかりの黒字に失保会計はなっておる。
労働者が積み立てたこの失業保険の特別会計の中からこれを支出するということではない、そうあるべきでない、こういうふうに私は実は考えておるのでありますが、現在この福祉施設に流用いたしておりますところの失保会計からの支出は、全体の特別会計の中において一体どのくらいを占めておりますか。
それがいいとか悪いとかは別として、よそから借りていく、しかも今日多くは失保会計で、そこから大部分はまかなっておるなんということは、これは本気で取り組んでおるかおらぬかということを疑われてもしかたがないような気がするのですし、国会でも決議されておるのですから、それにはやはり忠実に当局は守って努力せねばならぬと思う。ところがいまの答弁では努力どころじゃない。